お正月のチクチク成果↑

2004年のお正月


あけまして おめでとう ございます。
昨年は特にいろいろありました。昨年はお正月に着物を着ませんでした。そんな気持ちになれなかったのです。 今年は明るいお正月が迎えられ、それだけで嬉しい気持ちでいっぱいです。

今回、実家に帰る荷物の中には着物類のほか、生地が3種類と芯を入れました。

まず12月30日に約1時間のソーイングタイム。
皆さんは冬用の肌襦袢って知っています?
着物でどこが寒いかというと、首・腕・足元ではないでしょうか。 私はこのところずっとイン・タートル仕様なので、さほど寒さを感じていませんが、 それでも風のある日は腕全体が寒い。
そ・こ・で、
冬用の肌襦袢を作りました。と言っても作ったのは 袖・だ・け。
5分丈で、ちょうちん袖というか袖口にゴムを入れました。これで風がスースー抜けるのを防ぎます。

肌襦袢の筒状の袖の上に、このちょうちん袖を軽く縫い付けています。
「ちょうちん袖」を取れば普通の肌襦袢に戻ります。

袖は長いほうが暖かいけど7分にすると見えちゃうみたい。


あと、教えてもらった話ですが、
役所のおじさんがしているイメージの「黒いアームカバー」、これ使える小物です。 袖口に黒いレースなど飾りつけて使っている人がいるらしい。レースがあればアームカバーには見えないだろうし、腕が暖かそうですよね。あら撫松庵の?って言われるかも。
私はどうも好み路線が違うのでレースを袖や衿からは出しませんが・・・。



元旦、家族でちょこっと外出。
帰路、区営ホールの展望台に寄ってみる。天気もよく360度のパノラマを満喫!
東京湾上空を旋回し羽田空港へ向かう飛行機が、空を泳ぐサメにみえた。
サメ君、私も乗せてってぇ〜。 あっ、君は羽田着か、パス、パスっ!



 



■元旦のこしらえ
ウール&タートルシャツ(←冬の定番になってきた)に、綿風呂敷から作った二部式帯。赤い手作りバッグ。最近はお手製グッズが活躍してるな〜。コーデは「綿風呂敷から二部式帯」のページに登場しているものなので、柄などはっきり見たい方はそちらでどうぞ。
ものすご〜く軽い帯なので荷物を軽くしたい時にはこの帯になる傾向あり!



ハイおまたせ〜、お正月のメインソーイング!
名古屋帯を作りました。
簡単に作るため、芯は接着帯芯にし、全てミシン縫い。  の、はずだった。
「の〜、はずだった」? ですワ。だはは。やはり私はどこかで失敗をやらかしますね。 しかし、それがなんか冬桃さんらしくて我ながら感心した!
オイオイ、あの時は感心してる場合じゃなかったでしょ〜が〜。
完成してみれば結構満足な出来ですが・・・。

芯を綴じつけるのが毎回面倒だったので、接着帯芯にしたのはグッドだったのです。
芯を付けた状態で縫うと、真っ直ぐ縫えて印いらず。
これはいいよ! さくさく進みました。
中表になった状態から、まずお太鼓部分をひっくり返してアイロンがけ。
裏地に選んだ青も映えてるわん♪ 普通は柄の中の一色をもってきますよね。相性がいいのはわかるのだけど、裏は濃い色にしたかったので、柄の色で裏にするとしたら濃い赤かモスグリーンとなり、赤はポイント程度に抑えたくモスグリーンではジミ〜なのでした。

さて大失敗はココからです!
胴の半幅部分。中表状態でキセをかけて縫い代をアイロンで倒し、三角になっているところ(ここが唯一開いている口)からひっくり返す。
という時になって、しばしボーゼン・・・。

どうやっても ひっくり返せなぁ〜い!
お太鼓部分と違い、半幅は細く長い!
接着芯がついている為に生地が硬く、しゅるしゅると引っ張れない!
仕方なく、手先から数十センチのところを少し解いてなんとか手先を引きこみ、あとはもう強引に、母の手も借りて二人がかりで力ずくで(芯がはがれてきたけど気にしてられない)格闘の末、ひっくり返しました。

ふぅ〜 なんとか表に返せて一件落着。

と思ったのもつかの間よ・・・
せっかくアイロンでキセをかけたのにキセはどこへやら。縫い代は中でぐちゃぐちゃと丸まってゴロゴロしてるは、帯幅が均等にならないは、いくら自分用とはいえ、
これは 妥協できないよぉ〜 よぉ〜 よぉ〜

結局・・・
半幅部分を全て解いて、再度縫い代をアイロンで綺麗にし、手で綴じました。
隣で様子を見ていた母が「手でくけたほうが断然きれいじゃない」と申しておりました。
やはり和物は手縫いが1番みたい・・・ですね。ミシンの縫い目は解くのも難儀!
あぁ、ひっくり返せないとわかった時点で手縫いに変更すれば良かった・・・。
その前に、もっと早くに気付けよ自分(笑)
もっとその前に、作り方(縫い方)がもしかして違う?←ミシンで縫う場合の話。
接着芯をもっと柔らかいのにするべきだったのかなぁ。
これを踏まえて、今後また頑張ります。

途中経過は格闘がありましたが、とりあえずきれいに出来上がりました。

↑画像が粗いわけではなく、横にフシのある木綿生地です。地色は白でなくて生成り。

年末に着物バザーで買った渋い着物に合わせる予定。



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