2001/07/24(火)  シュノーケリング練習

朝9時前に起床。「旅の宿」のチェックアウトは10時。仕度を済ませて隣を覗いてみると、N村さんはまだお休み中、イソップさんはノートパソコンに向かっていた。平野と違って市街ならどこでも携帯が繋がるのでHP更新やメールチェックをしないのは勿体無い ってことね。
まだ30分程あったので、少しくつろげるようになっている共同フロアーで一服していると、この宿のオーナーさんが現れた。ここでも話好きそうなオーナーさんのいい話相手にされてしまったようだ。おじさんでもない、お兄さんでもない、懐かしのフォークシンガーのような風貌の独特なオーナーさん、過去の旅の話を聞かせてくれる、くれる。途中、チェックアウトのお客さんが現れたので話はこれまでと思ったら、戻ってきて開口一番『これには続きがあるんですよぉ〜』。 ・・・・。
後でイソップさんに聞いたのだが、奥の部屋にはコーヒーや軽い朝食代わりになるパンやバナナが置いてあったとか。オーナーさん、お客さんには先にそれを教えましょうね〜。それを知らなかったので、チェックアウト後、車に戻る途中にモスバーガーでコーヒーとアップルパイを買い、朝食代わり。

今日は平野へ戻るだけだが、まず向かうは釣具屋「しま」。私のシュノーケリング道具を買い揃えるため。ここはとても安いそうだ。桟橋のすぐ近くにあった。
フィン(足ひれ)は前に置いていったものが宿にあるはずだからというN村さんの言葉を信じ、ここでは水中メガネ・シュノーケル・ウォーターシューズを購入。フィンは高かったが、それ以外は意外と安くて財布も嬉しい。デザインや色も気に入って、自分に合うものが見つかり満足!
再三、色なんてどうでもいいの!と言われたが、やはり買うとなったら気に入らないものは嫌だもん。

平野に帰る道中にメイクマンというホームセンターがあり、ここでは彼らのお気に入り「ソフトかき氷」が食べられる。
オーちゃんを桟橋まで送りに行った日に既に一度食べたが、N村さんが食べたいというので寄ることにした。カキ氷の上にソフトクリームが乗っているのだが結構な量がある。それをN村さんはなんと2個も食べていた!私は今回はパスしたが、イソップさんも嬉々として食べていたようにみえた。彼らは甘党なのだろうか・・・。
(見づらいけれど手に持っているのが「ソフトかき氷」)

昼食は八重山ソバを食べることに決定。ガイドブックに載っている有名店よりも明石にある「明石食堂」の八重山ソバが一番美味しいという彼らの言葉に、楽しみにしていた所である。この旅行中にいつか連れて行ってくれると約束もしていた。
いざ明石食堂へ♪ ゴーゴー♪
脇道を入ったヘンピな場所にある明石食堂に着いてみると「月曜・火曜、定休日」!
ガーン。ショック・・・。今日は火曜日・・・。
昨日の八重山博物館の月曜定休といい、石垣島では月曜・火曜はお休みが多いのかしらん。楽しみにしていただけに本当に残念でたまりまセブン・・・。小さな地元風のその建物、見た目は決してよくないけれど、達人2人が言うのだからさぞや美味しいのだろう。この旅で唯一未練が残るのはここで八重山ソバを食べられなかった事だ。

仕方なく道を戻り、一番近そうな伊原間の食堂へと行く。ところがこの食堂ではソバどころか全てのメニューが売り切れと断られる。

また仕方なく道を戻り、伊原間ドライブインへ。このドライブインは、いつのまにか営業をやめていた。3軒目もダメ・・・。はぁ〜。この伊原間では食事をするところがもう無い。運転手のイソップさんは夕食まで我慢できるらしかったが、私とN村さんはお腹が空いていた。私はもう食べられれば何でもいいやと思い始めていたが、N村さんは食べるならソバがいいと言う。

またまた仕方なく道を戻り、伊土名のペンション兼レストランまで車を走らせる。やっとの4軒目だ。ホッ。だが店に入って席につこうとすると「食事だけ」はもうやっていないと断られる。

またまたまた仕方なく道を戻る。平野に向かっていたはずが、明石からUターンするようにどんどん戻っている。とうとう米原まで来てしまった。その途中に洋館のパスタ屋があったが、ここまで来てパスタを食べる気にはならない。素通り。
5軒目、米原のそば屋で、ようやく沖縄ソバにありついた。スープまでしっかり飲み干す冬桃であった。

そこから本来の目的 平野へ向かう帰り道、パイナップルの無人販売所で美味しそうな1つを買う。100円也。
ビールにパイナップルは、石垣では定番のご馳走じゃ。


お腹も満たされて平野の民宿に到着。さっそくN村さんと海に行く。イソップさんは今日はパスということで部屋でお留守番。
私は今日買ったばかりのシュノーケリング道具を使いたい気持ちがはやる。それに今日と明日しか海にいけないのだ。まだ海に体が慣れていないN村さんなら教えてもらうのにも丁度いい。N村さんの”慣らし”にもなるわけだからね。
今日はあまり太陽も出ていない。そして夕方。水が今までより冷たかった。
N村さんが今年初めての平野の海に挨拶してくると言って海に体をつけた後、シュノーケリングの練習開始。買ったばかりの水中メガネのひもを調節し自分に合わせ、まずシュノーケルでの呼吸の練習をその場で行う。最初、ひもの調節が甘かったのか鼻に水が入りそうで苦しかった。ぴったり調節できたら呼吸も普通に出来た。ひもの調節はとても大事ね。それと水中メガネの曇り止めは唾よりも海藻がいいそうだ。
岩に座り、フィンを足にセットする。軍手をはめる。よし、準備完了!行くぞ〜!

N村さん誘導のもと、ゆっくりと泳ぎはじめる。たちまちサンゴやカラフルな魚達に魅了され、海底への恐怖心などどこへやら。
何も無い砂地しか見えない時にはふっと恐怖心が蘇ることもあったが、目も意識も次々に登場するサンゴや魚に夢中。
カラフルな魚を載せられればいいのだけど、水中カメラは持ち合わせていないのでご理解のほどを。
(実物はもっと綺麗な青い枝サンゴ⇒)
泳ぎはじめて少しして、N村さんが休憩するかと聞いてくれたが、もっともっと泳いでいたい気分だった。不安も苦しさもない。
灯台をぐるっと回るようなコースで行って戻って基地についたのは6時半だった。民宿を出てから2時間半も経っている。たぶん泳いでいた時間は1時間を越えていただろう。帰りは少し波に逆らう形になり途中から疲れも感じたが、珍しそうな魚や貝がいると指で教えてくれ、楽しくてアッという間だった。
川平湾のグラスボードで見るのとは大違い。自分で泳ぎながら見る方が断然いい!

海から民宿へと戻ると、今日見た魚の中で記憶に残っていたものを図鑑で調べる。見た魚達はすごい数の種類になると思うが、あまりに沢山すぎて憶えているものは少ない。ただ、黒と白の体に赤い口という魚が私には珍しくみえた。口も長く突き出ている。
ぶ厚い図鑑を自力で調べるのは時間がかかりそうなので、N村さん・イソップさんに特徴を伝えて候補をあげてもらう。
いた!いた!これだぁー! 名前は「クギベラ」。
(写真は図鑑を撮ったもの。ピンボケです、すいません。)

シュノーケリング道具を買って、もうモトはとれた気分だった。
こんな事なら、もっと早く買っておけば良かったな・・・。あぁそれにしてもここ平野に来てよかった!

つ・づ・く

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