2001/07/22(日)  島内観光A

17日に一緒に平野入りしたオーちゃんは今日から波照間島へ旅立つため、お別れ。(但し、帰りの飛行機でまた一緒になるが)

ハイ、揃って記念写真をパチリ。

オーちゃんを桟橋まで送ったあと、残りの1日分の観光をすることにした。昼頃に宿を出発する。平野から桟橋までは島の端から端。約1時間強のドライブとなる。道路はきれいで走りやすく、もちろん渋滞などない。窓全開で自然の風を受けていると大好きな干草の匂いに包まれ、ドライブだけでも気持ちいい。
パイナップルを山ほど積んだ軽トラックが前を走っている。ポロッと2,3個落ちないかなぁ…。

今日の観光コースは、八重山自然村、バラビドー観光農園、バンナー展望台、白保の海、玉取崎展望台。
予定では、白保サンゴ村 と 伊原間サビチ洞 がコースに入っていたが、到着したのが遅く営業時間が終わっていた。因みに白保サンゴ村というのは建物の名前で村を見るわけではありません。

●八重山自然村
先の観光日に行った「八重山民俗園」と似たような感じだが、こちらは伝統文化にふれる体験が出来る。ムーチー作りや指ハブ作りの体験といったものだ。そのせいかどうか、入園料も八重山民俗園の倍(1000円)。
入るとまずリスザル園があったが、もう前にリスザルとはふれあったからサッと通り過ぎる。
順路に従って歩いていると、ここで1つ希望が叶った!!立派なゴーヤーが沢山!ゴーヤーがなっている様を是非見たかったのだ。その道はゴーヤーのアーチ風になっていた。私はゴーヤー大好き人間なのです!

エミューや水牛などの動物を見ながらしばらくいくと、ムーチー作り体験の出来る民家風の建物に着いた。ムーチーがどんなものか興味があったので入ってみると、おばちゃんが一人寂しそうにしていた。そういえば園内に入ってから人と出会っていない・・・。まずはムーチー作りをさせてもらう。
な〜んだ、いたって簡単。既に用意されている餅を月桃(げっとう)という葉に包むだけのことだった。アッという間にお終い。包みながらこのムーチーについて話を聞いたが、ここからがおばちゃんとの長〜いおしゃべりの始まり、始まりぃ。
随分経ってからファミリー客がここを訪れたが、おばちゃんはその客に勧めるわけでもなく、続けて私にいろんな話をしてくれた。
ムーチーは元々 子供の成長のお祝いに作られていたようだが今はお祭りなどで作られる。中の餅の材料は、もち米・紅芋・黒糖。確かに餅は薄紫色をしていた。但し単に白い餅を入れることもあるそうだ。包む葉は月桃(げっとう)という細長い葉で、四角く包む。まぁ笹ダンゴの沖縄版といって良いだろう。包む時にはまだ生っぽい状態で、この後に蒸すという作業が必要となる。因みに蒸してあるものが1つ100円で売られていた。味も知りたいので当然買って食べたが、ごく薄い甘さがあるだけで美味しいというほどではなかった。
話はムーチーから離れて、おばちゃんの子供の頃の話や、昔の沖縄産業の話、織物の話など多岐に渡った。「八重山自然村におばちゃんの話を聞きにいった」と言っても過言ではない。さすがに最後の方は疲れてきたが、初めて知った事も多く無駄な時間ではなかった。何よりも、ミンサー帯を織っているというおばちゃんが上布は難しくて自分には織れないと語っていた事が、より八重山上布の認識を深くさせてくれた。
おっと、おばちゃんと話こんでいるうちにタイムリミットが過ぎている。いかん。イソップさんと外で待ち合わせしていたのだ。急いで出口へと走る・・・。

●バラビドー観光農園
入るとすぐに休憩所があったので生ビール&パインでひと息入れる。とても甘いパインだった。

広大な敷地に様々な熱帯果樹や熱帯植物が育っている。ここでは初めてドラゴンフルーツの”なり方”を見た。アロエのような多肉植物の葉が下向きに垂れ、その先に実がなるのだ。違う所で撮ったものだがupしておこう。パイナップルも最初見た時には面白かったがドラゴンフルーツも負けてないよ。




●バンナー展望台
3箇所の展望台があり、そのうち2つに入ってみた。
1つは摩訶不思議な形で卵の殻をギザギザに割ったような円形の造り。展望台とどんな関係があるのかよくわからない。中には四角い窓が開いていたが風通しが悪く大変暑い。
今思えば建物自体の写真くらい撮っておけばよかったと思うが、さっさと退散。

もう1つの方は石の要塞みたいな形。こちらはうって変わって気持ちいい!
この写真ではすべて壁で囲まれているように見えるが、向こう側は屋根のみで正面が開いている。見晴らしも良く、涼やかな風が吹き通る。オススメ!

●白保サンゴ村(には入れず、海だけ)
白保サンゴ村はイソップさんも知らない所であった。ガイドブックのおおまかな地図を頼りに白保集落の中を走り進めると、それほど迷わずに到着することが出来た。ただ営業時間が終わっていたが・・・。ここは昨年2月に出来たばかりの新しいものだった。
すぐ前に海が広がっており少し休憩をする。この海は平野には無い「潮」の匂いがした。漁港などで感じる匂いだ。隣でおじちゃんが海を見ている。するとイソップさんが教えてくれた、こうして毎日夕方に海を見て、明日の様子を知るんだと・・・。そのおじちゃんに”海人”(うみんちゅ)を感じた。

●玉取崎展望台
ここからは石垣島の中で一番幅の狭い伊原間(いばるま)あたりが望める。太平洋と東シナ海の両方を見渡せる景勝地だ。
夕方で少し雲もあり海の色が冴えなかったが気持ち良い展望台だった。



ここから平野への帰り道に伊原間サビチ洞があり、コースに入れていたが、ここも時間切れでまっすぐ帰途についた。
サビチ洞には大うなぎがいると立て看板に書いたあり、イソップさんがうなぎにまつわる友人の話をしてくれた。何年も前にその友人が大うなぎを捕ってきて皆で食べてしまった。すると翌年から何年も日照りが続き、仲間内では「うなぎの祟り」と畏(おそ)れている。その友人とは・・・
明日合流するN村さんであった。

つ・づ・く

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