2001/07/21(土)  絵手紙を書く

昨日の怪我が何かにちょっと触れると痛いこともあって今日は私だけ海はパス。
バンソウコウを貼り直す時にみてみると相変わらずジクジクしている。小さいけれど意外に深いようで傷口から滲み出る汁が止まらない。昨日の今日だから仕方ないね。

それで今日は洗濯と手紙を書く日にする。

手紙はこの民宿滞在中に是非書きたいと思っていた。それも絵手紙。その道具も持参してきたのだ。絵手紙なんて描いたことはないのだが、偶然見つけた水彩セットがとてもスグレモノで使ってみたくなり、買ってしまったのだ。以前オーちゃんから『スケッチブックでも持って、向こうでのんびり絵なんか描くのもいいかなぁ』という何気ない言葉を聞いて、そういうのに少し憧れてもいた。それにアクリル絵の具を使ったペイントなら手法は違うがやったことはある。但しこちらは描くというより塗るに近いが。
(興味のある方はFAVORITEページにupされている作品?をご覧あれ)

その水彩セットは、クレタケの「PHYS透明水彩セット」という代物。
ペンケースサイズの小ささ・軽さにまず惹かれた。この中には固形水彩絵の具14色・水筆ペン・ドローイングペンが入っている。水筆ペンは軸に水を入れて使うもので筆洗い不要の便利な絵筆。色を変えたい時でも軸を軽く押して筆先をぬらせばいとも簡単に色が落ちるのだ。この筆にも大いに惹かれた。もし書く時間がなかったとしても、持っていくのに邪魔にならない。

一度 家で練習しようかとも思ったが結局忘れていた。だからいきなり本番。どんな出来でもそれが私の味。

1つはハイビスカスの花を描いた。この民宿の周りにも道路沿いにも沢山咲き誇っている花だ。いい具合に部屋の窓沿いに咲いていたので、それをスケッチし色をつける。ここでの様子など文字を加えて、できあがり♪

1つは自分のお土産に買った麻の帽子。題材してはサマになりそうだし、ちょうど目に付くところにあり決定。色がうまく表せなかったのが少し残念。(この帽子については7/19の日記にも記述あり)

1つは毎日飲んでいるオリオン・スペシャル缶ビール。この美味しさは格別なんだもの。

もう少し書けるかと思ったが、3枚書くだけでも結構な時間がかかってしまった。細かい所に直したい点はあるものの まぁ上出来だろうと満足する。夢中になっていたらあっという間に4時を過ぎていた。まだまだ太陽は高く日ざしも強いままだが。

しばらくすると2人が海から戻ってきた。あれっ、今日はいつもより帰りが早い。たまたま今日は目的地に合わせ いつもの岩陰”基地”ではなく砂浜に荷物を降ろしたそうで、泳ぎ終わった後に休む為の日陰が得られず早めに戻ってきたらしい。な・っ・と・く!
それにしてもイソップさん、いやに終始ご満悦。
なんでも体長150センチ以上の巨大なロウニンアジに遭遇し、ラッキーにも写真に撮れたというのであった。写真を見ても私にはその巨大さがわからないが(その前に普通のロウニンアジがどれ位かもわからない)何十回もここを訪れているイソップさんが『こんなドでかいのを実際に見たのは初めだ』というのだから相当に凄いのだろう。またそれを写真に収める事が出来たのだから喜びもひとしおというわけだ。
(私は空港で水槽の魚を撮ったが、いやホント、難しいのだ。サーッと泳ぎ去った魚の尻尾がかろうじて入ってるだけ。えっ?ウデの問題?)
オーちゃんは明日 波照間島へ旅立つので、最後の平野の海を堪能したに違いない。

そのあと夕食までしばらく時間があり私はウトウトしていた。すると『灯台へ行くぞぉ!』の声に叩き起こされた。太陽が水平線に沈む瞬間を見れるかもしれないという。これが意外にチャンスは少ない。まず水平線の近くは雲がかかっている事が多い。そして日没間際の時間帯はほとんど海にいない。ということは雲が無い絶好の日でもそれがわかりにくい。
2人いわく『浜にいる時になんとなく空の様子がいい感じで、海に沈む夕日が見れそうな気がした』
車に飛び乗り、灯台へ向かった。

おぉ〜!まさに海に沈む瞬間!
沈みだしたら早いので車を降りて即シャッターを切る。あと数分遅かったらもう沈んだ後だったろう。
どんどん赤味を増していく夕焼け空を背に民宿へと戻った。

つ・づ・く

++ BACK ++ ++ NEXT ++
++ 旅行日記TOP ++