2001/07/20(金)  ビーチサンダル履いてても

今日は「海の日」。私達も「海」の日。平野にきてから私はまだ水浴び程度しかしていない。

朝食後、イソップさんとオーちゃんは念入りに水中カメラの準備。水中用カメラケースの汚れを丁寧に拭き取りデジカメをセットする。彼らは魚の写真を撮るのも楽しみなのだ。写真があると知らない魚でも図鑑でよ〜く調べることが出来て良いよね。因みに彼ら2人ともホームページを持っており、その材料にもしているようだ。

彼らは各自シュノーケリングの道具を持参してここに来ている。私は持ってないので、まずは宿で借りるつもりできた。
『道具が体に合わないと使いづらい。少し高いが今後もやるなら絶対買うことを勧める』とイソップさんからアドバイスは受けていた。だが そうそう使う機会はなさそうな気がして、宿で借りて使いづらかったら現地で買えばいいやと思っていた。
使う機会はないと思った理由には、旅費が結構高くついてしまい石垣島はもう行かないだろうと思っていた事、生き物は大好きなのだが海中には恐怖を感じる事、などがあった。(これが帰る頃には少し変わることに?!)

実は私の”海中に対する恐怖感”は彼らには話していない。昔 沖縄本島でやった体験ダイビング中に咳き込んで怖いめにあった話はしていたがそれは関係ない。暗い底から何か不気味なものが出てきそうな怖さなのだ。
あえて彼らに話さなかったのは、話してしまったら本当にただの水遊びに終わってしまうような気がしたからだ。そんな私に強くシュノーケリングを勧めるわけはないし、怖いなら浅瀬で楽しんでなさい と言われてしまうだろう。特に恐怖を克服しようと思って行ったわけでもないが、何か1つでも海の魅力を実感して帰りたかったのかもしれない・・・。

とは言え、私の言葉の中にはシュノーケリングを楽しみたい!という強い意欲が出るわけでもないので、それを察したのか イソップさんから『今日は水中メガネだけ借りて浅瀬で魚を見たら?』と提案される。くやしいのが2割ホッとするのが8割で、そうすることにした。
浅い所にも綺麗な魚が結構いるというのでそれを見て楽しむことにする。干潮時だった為ずっと向こうまで立てる浅さなのだ。彼ら達はカメラを持っていそいそと沖へ向かっていった。

少し海の中を歩いて行くと、いた!いた!青い魚たち。サンゴに群れるように泳いでいる。(この写真はオーちゃんが海中で撮った別の物だけれど、見た魚はたぶん同じだと思う)

水中メガネを上から水に浸けると前髪が目の前でユラユラして見づらい。しゃがんで潜って見ることにしたが、腿ぐらいの水位なので顔が出てしまう。なので、しゃがんで前のめり状態になる。しばらく見ていると首だけがチリチリ暑い。水から出ているのが首の後ろ側で、日ざしを浴びっぱなしなのだ。首にタオルを巻いてまたしゃがむ。結構笑える格好・・・。でもそんなの気にしないぃ〜。
鮮やかな青や水色・黄色の魚、黒い平べったい魚、縞々の小さい魚、本当に美しい色をしている。

そのあと体勢を変えようとして、動いた時だった。踏み出した足が岩角に乗り滑って怪我をしてしまった。指とビーチサンダルを岩に削られた。い、たーい・・・。やってしもた・・・。
ビーチサンダル履いてても危ないよね、この「滑る」という状況下ではビーチサンダルの方がかえって危険かもしれない。また転ばないように注意しながら海の中を戻り、すぐにあがる。傷口を見たがジワジワ出る血でよくわからない。バンソウコウの用意も無いし、とりあえず”基地”で2人の帰りを待った。
2人が戻ると聞いてみた、こういう時にはどんな処置をとるのが良いか?
お答え:海水が消毒代わりになるし動かないでそのまま傷口を乾かしておくのがいい。それを聞いて安心し、日陰ができた砂浜でしばしの昼寝。日陰だったのにもかかわらずしっかり焼けて、水着のスカート跡が一直線ついてしまった。げっ、足についたドカタ焼け・・・。

夜、民宿の庭に珍客があったらしい。「らしい」というのは、私は早めに寝てしまい全く気がつかなかったからだ。
発見者は民宿のアイドル桃花ちゃん(管理人のお孫さん)で、初めて遭遇した珍客を見て一人泣いていたそうだ。何かと思って大人達がいってみると、そこには大きい珍しいヤシガニが!
翌朝にその騒動を聞き、捕獲したヤシガニを見せてもらったけど、いや本当に大きかった。

つ・づ・く

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