2001/07/18(水)  青い目のヤドカリ

『ご飯だよ〜っ』の声で起こされた。10時過ぎまで爆睡。民宿の朝食は遅めなのだ。朝から日ざしは強烈で午前中から動くことはそうそうしない。皆が海へ行くのも大抵 午後。
そして食事の量がすごい。昨日2人に昼食はどうするのか尋ねたところ、朝食を食べれば夜までお腹が空かないから今まで昼食を食べたことはないという。そのくらい民宿の食事はすごい量だと聞いていたが、ごもっとも!出されたものはなるべく残さないで食べたいからね、お腹苦しかったけどがんばりましたよ。そしてやはり夜までお腹は空かなかった。まわりに店自体が1軒もない場所なので、もしお腹が空いたらどうしよう・・・なんて不安はすぐに消え去った。

ここ平野まで来て宿泊する人達の楽しみは、海。
シュノーケルをつけて泳ぎ、潜り、魅了される魚やサンゴの水中写真を撮ったり、食べる獲物を採ったり・・・。今日はまだ到着間もないので暑さと海に慣れる程度に遊ぶ日とする。私としては海に入ること自体が久しぶりだ。もう若くないからねぇ、夏に海に行くことが近年ない。

2時過ぎに宿を出て3人して海に向かう。
まずこの出発時に、素人と達人の違いを知る。素人=もちろん私。私の水着は、上はキャミソール型、下にはデニム地のスカートがついている。この水着のままで歩いても外着のように見えるのだ。だからその格好で行こうとするとTシャツとタオルが必要だと言われた。見ると2人は頭にタオルを巻きTシャツ姿。Tシャツは泳ぐ時にも着たままなのだそうだ。海までの徒歩10分でも海に入っている間でも、日ざしが強くて肌に負担が大きい。肩は特に焼ける。また海の中では触れると危ないものもある。その両方を防ぐためにTシャツはずっと着ているのだ。
タオルは2人の巻き方を真似てみたが後々このタオルの利点を実感することとなる。(髪が熱くならないのはもちろんの事、首の後ろのヒリヒリ日焼けはカバーしてくれるし、窓全開で走るドライブ中に髪がからまなくて良かった)

海に着くと、人っ子一人いない完全なプライベートビーチ!さらに浜を少し歩いて、仲間うちで”基地”と呼んでいる岩陰に到着。荷物を置くにも涼むにも丁度いい。風が気持ちよく吹き抜けていく。
何度も言うように石垣の日ざしは生半可な強さではない!暑い!涼しい日陰がなかったら長く浜に居られないだろう。
写真はその”基地”から眺めた平野のビーチ。

ひと息ついて、海に入ってみる。うわぁ〜 温泉のような温かさ。温かい水というよりまるでお湯だ。立つのがギリギリという所までいくと足元には冷たい水を感じるが、浅瀬は太陽の恵みをたっぷり吸収している。しばしバシャバシャと海の中で遊ぶ。

岩の水たまりに、綺麗な魚を見た。上からみると鮮やかなブルーの筋が2本通っていた。こんなお湯のような中でよく生きているもんだ。さすが熱帯魚!?宿に戻ってから図鑑で調べるとカミナリベラという魚のようだった。平野で最初に見た魚だ。

その近くに青い目のヤドカリがいた。こりゃ外人のヤドカリかい? この青い目を写真に撮ろうとしたがボケた。でも、わかってもらえるかな。
見るもの見るものが新鮮で子供のようにはしゃいでしまった。

海からの帰り道、面白い実が成っている植物があった。直径1〜2cmぐらいの小さな実で模様がスイカによく似ている。写真は赤いものだが熟れていない(?)緑色のものもあった。20年来ずっと来ているイソップさんなら知っているかと聞いてみたが植物には疎いよう。

海ではわりと日陰で過ごしていたつもりだったが腕がヒリヒリしている。アロエジェルをたっぷり塗りこんでアフターケアしながら、芝生の庭でビールをいただく。海の後のビールは特にうまい!

今日はたいして動いていないような一日だったけれど、海に入ると疲れるのか、夕飯食べたら眠くなり9時には寝てしまった・・・。

つ・づ・く

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