2001/07/15(日)  おーりとーり(八重山方言でいらっしゃいませの意)

いざ出発。朝9時20分発のリムジンバスに新宿から乗り10時には羽田に着いた。時間に余裕があったのでカフェでコーヒー&サンドイッチの朝食。吹き抜けの天井に噴水があるそこで、ゆったりとした出発前のひとときを楽しむ。
よしよし、いい滑り出し♪

那覇乗り継ぎの石垣に向けて飛び立った。現地で仲間達と合流するものの私にとっては初めての一人旅。一人機内の窓から遠くを見ていると、「私は何処に向かっているのだろう」とふと思った。場所がたまたま沖縄だっただけで、新しい”何か”に向かっていったのかもしれない・・・。

飛行時間約2時間、定刻通りに那覇着。乗り継ぎに1時間ちょっとの間があったのでここで軽めの昼食をとる。沖縄ソバにゴーヤーアイス。ゴーヤー好きの私のこと、最初の食事はゴーヤチャンプルーが食べたかったが、搭乗ゲートの売店ではメニューに選択の余地はない。ゴーヤーという文字を見つけたのはジュースとアイスだけだった。アイスを食べてみたが、アイスにするならもう少し甘さがほしいところ。一応ブルーシールだったが、これはあまりお勧めできません。

もう沖縄には入っているけれど那覇での歓迎の言葉は「めんそーれ」。更に1時間飛行して「おーりとーり」で歓迎してくる石垣空港に着いたぁ!眼下に見えた海の色のグラデーションが美しかった。
降りたった石垣空港はまるで駅のような可愛さ。空港の建物に入ったら数歩で荷物のターンテーブル、そこでバッグを取ってドアを出たら、あら、もう外よ!すぐ出口という便利さがいい。
それにしても石垣の日ざしの強さは想像以上に手ごわそう・・・。

空港から東(あずま)運輸の循環バスに乗り、石垣港の桟橋付近で降りる。そこで明日行く西表島の日帰りツアーを申し込む。17日夕方の仲間達と合流するまでの間、正味1日半のフリーを西表島と竹富島で楽しむことに決めていた。竹富島なら歩いてまわっても4時間もあれば十分と聞いていたのでそれを17日にし、足がないと回れない西表島は観光会社の日帰りツアーで好きなコースを選び、明日16日に割り振った。

ここでの宿は離島へ行くことを考えて桟橋に近い場所にしておいた。桟橋から歩いて5分のホテルミヤヒラ。合流後はずっと民宿なので、まぁ最初くらいはホテルにしてみようかと思ったのだ。それぞれの長所・短所を比較する材料にもなる。桟橋の近くには他にもホテルはあったけれど、たまたま調べている時にホテルミヤヒラだけ今ならネット予約で安くなることを知り、即 決定!結果的にはホテルミヤヒラを選んで大正解。一人なのにツインの広い部屋に泊まれたし、部屋の調度品がラタン系なのもいい。ビジネスホテルのシングルルームみたいのじゃ味気ないもの。老舗のホテルで評判もいいらしい。ネットでの対応もとても好感が持てた。チェックインしてしばらくくつろいだ後、友人に携帯メールをいくつか出す。部屋で話相手がいないのはちょっと退屈&寂しい・・・。

そうこうしている内に夕飯時。よっしゃ〜ゴーヤーを食べに行くぞぉ。
桟橋からホテルまでの道なりに郷土料理のお店が結構あり、そのどこかに入ろうと思ってはいた。そしたらチェックイン時にもらった宿泊カードの中に、その1つの店の割引券があった。生ビールとソーメンチャンプルーのセット価格600円也。両方600円の品なので50%OFFとな。ゴーヤチャンプルーでないのが残念だったが安くなるならそこにしよう。場所もホテルに隣接された近さ、とよく見るとホテルが経営している店だった。なるほど、だから割引券がついていたのか、納得。
「ひるぎ」というその店で、まずは割引券のセットを注文。くぅ〜 一口めのビールはうまい!
それほど空腹ではなかったけれどソーメンチャンプルーだけでは物足りないので、もう一品 ゴーヤーの酢の物 を頼む。今までゴーヤーは炒めた物か生スライスしか食べたことがなかったが、酢の物もイケますよ、美味しかった。

ホテルに戻った後むしょうにコーヒーが飲みたくなり、A&Wでホットコーヒーをテイクアウトしてくる。A&Wとは沖縄のファーストフード店で、何年か前、沖縄本島に旅行した際に初めて入った。なんだか懐かしい・・・。ここには珍しい飲み物があるんです。その名は「ルートビア」。ファーストフード店でビール?いえいえアルコールは入っていませんよ。薬草を使った健康的な飲み物らしいが、あまり美味しくはなかった記憶が・・・。

明日の集合時間は8時半。早めに寝ることにしよう。

つ・づ・く

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